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カートが空です

products styling 2023AW

products styling 2023AW


blueoverからリリースされるスニーカーたち。「どんな風に履きこなしたら正解なのかわからない。」そういった声を頂き、立ち上げたこの企画。ファッション誌等で活躍しているスタイリストから、着こなし方のアドバイスとコーディネート提案をいただきました。ぜひ着こなしの参考としてご活用ください。

#01 SHV3 MC WHITE

material:smooth leather 

 SHV3 MCは革靴のソールユニットにアッパーがレトロランニングスニーカーのデザイン。スニーカーならではのカジュアルな履きやすさにソール交換が可能な革靴仕様のハイブリットさが魅力の一足。全体のホワイトカラーの中、コバのキャメルカラーがクラシックでノスタルジックな雰囲気を感じさせてくれます。つま先がゆったりめで、コバが出てぼってりしたシルエットは、ホワイトレザーのエレガントでクリーンな要素をドレスダウンさせ、白のシューズは履きにくいという方でも気軽にコーディネートにとりいれられます。

白のシューズは個人的にも好みで、天気が良い日なんかに履く機会が多いのですが、靴のクリーンさが自分の気持ちまで爽やかな気分にさせてくれます。クリーンで履きやすいこのシューズは、やっと訪れた休日に晴れやかな気持ちで履くのにぴったりな一足ではないでしょうか。

 エレガントでクリーンな印象をもたらしてくれるホワイトスニーカーですが、そのカラーの眩しさから履きにくいと思われる方もいらっしゃるかと思います。そこでその主張を軽減させるためアメリカンカジュアルアイテムを軸としたコーディネートを提案してみました。クリーンなものに対してワークやミリタリーの着古した少しダーティな物を合わせて、その主張を落ち着かせるのが意図です。もちろんヴィンテージウエアやヴィンテージ加工されたアイテムを合わせても面白いと思います。その他のアイテムもデザインが主張していたり、変化球なアイテムではなく、誰もが知っている見慣れたシンプルなアイテムだとまとまりやすいです。

 パンツはミリタリーパンツを合わせましたが、上下逆にしてミリタリーJKにデニムパンツとかでも良さそう。ただし、デニムパンツが色落加工が施されているものであれば、トップスのミリタリーJKはシンプルでキレイめものを選ぶのが良いと思います。色を全体で汚すといっても汚くなりすぎるのはお勧めできません。

パンツレングスもクッションさせたり、ためすぎないようにジャストレングスですっきりした印象するのが吉。最終的にはちょいキレイめであってほしいので、首にはスカーフをまかせています。それも垂らして華やかさを出すのではなく首元で収める。小物使いも主張し過ぎず、さり気なく気を使って手にはリングとブレスレットをしています。

 

 

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#02 SHV3 MC BLACK

material:smooth leather 

 オールブラックのスニーカーはビジネスにも普段にも使えるルックスがとても魅力。ビジネスで履くのであれば、スニーカーのアッパーパターンは革がクタっとし過ぎるとビジネスには向かないため、定期的な手入れをおすすめします。靴のフォルムは丸みをおびているのでキレイめのコーディネートにとりいれてもキメすぎない所がグッド。

そこでおすすめは、普段使いする時でもカジュアル過ぎないコーディネート。濃い色のジャケットや、アウターでシックな気分で履くのをお勧めします。

 

 幅広シルエットのシューズに対して「どんなパンツを合わせるのがお勧めか?」をメインテーマにしたスタイルです。

そこで今回はパンツのシルエットが膝から裾にかけてブーツカットのようにやや広がっているパンツをチョイス。幅広のシューズに対してパンツも幅広の物を合わせて上手く馴染ませています。今回はコーデュロイパンツでもキレイめのものを選んでややクッションさせての着用。この大人っぽい上品なパンツは、靴との相性がハマっていると、クッションさせて穿いても全く野暮ったい感じにはなりません。ただし、ため過ぎるのは要注意です。ワンクッションかワン&ハーフクッションくらいまでがギリギリかなと思います。

 靴の説明で申し上げた通り、このブラックスニーカーはややキレイめスタイルをお勧めしたいので、ここでは黒のテーラードジャケットのインナーにタートルネックニットを合わせて、いわゆるビジカジスタイルをイメージしています。タートルネックニットはインナーにしやすいような薄手の素材で上品なハイゲージのものを選んでパンツにタックインしてベルトを見せています。こうすることでスタイルアップを生み出します。

ベルトはブラックのレザーにゴールドのバックルで、腕時計のブラックベルトにゴールドのフェイスのものと色を合わせているのもポイント。こんな格好でカフェでパソコン開いてリモートワークしていると素敵だとな思います。

 

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#02 MARK BEIGE

material:velore

 ベージュの色味が爽やかでとてもきれいなmark。素材がスウェードなどの革ではなくベロアというのが上品で素敵です。アウトドアブーツやワークブーツのゴツゴツしたハードな印象や野暮ったいイメージとは程遠く、これぞタウンユースアイテムではないでしょうか?爽やかできれいなカラーと洗練されたシルエットなのでキレイめなコーディネートと合わせるとすんなり馴染んで合わせやすそうです。

もちろん手入れしながら愛用してほしいのですが、多少汚れて黒ずんでいっても味が出た良い雰囲気に仕上がりそう。軽い色のパンツを合わせ、パンツの裾をクッションさせたり、ためることなく、ブーツと分かるような短めの丈にして軽やかに履くといいと思います。

 

 スタイリングにはベージュの軽めの色に合わせて全体のアイテムを淡いトーンでまとめました。このスタイルは色合わせと、ブーツやマウンテンパーカーなどのアウトドアアイテムを街着として着るということが主な提案です。

マウンテンパーカーは本格的なゴアテックス仕様のもので、悪天候の時に前を閉めてスポーティに着るのも充分想定できるのですが、タウンユース仕様の今回は前を開けてレイヤードを楽しむ感じがいいと思います。シャツのボタンを開けるなら第一ボタンまでが基本ですが、インナーにボーダーのタートルウエアを着ており、少し緩い雰囲気を出したかったので第二ボタンも外しています。

ライトブルーのシャツの裾は出してもインしてもどちらでもいいと思うのですが、今回はスラックスを合わせたので少しカジュアルな雰囲気にしてもいいなと思い、裾を出すことにしました。出す場合はアウターのジャケットから少し覗くくらいの短めの丈の物を選ぶ方がスマートに見えます。

 パンツはデニムなんかでも勿論合うと思うのですが、ここではカラーリングの観点からライトグレーのスラックスをチョイス。パンツラインが美しいテーパードシルエットがキレイめスタイリングに合っていると思っています。

また、アウトドアアイテムの街着提案なので腕時計を着用。全体の雰囲気を崩さないようにしたかったので、ビジネスにもしてマッチするシルバーベルトのタイプを選びました。スポーツウォッチや革のベルトよりもこのタイプが良いと判断しています。

 

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#02 SHV3 MC BLACK

 ベロア素材とのコンビネーションがそうさせるのか、深みある黒がとても美しい佇まいの一足。この色味でオールブラックだと黒の主張が強すぎて洋服と合わせにくくなってしまうのですが、このスニーカーはソールのアイボリーが効いてバランスをとっているので、他の色の洋服とも合わせやすそうです。こんなシックで大人っぽい印象でありながら、かつアウトドアブーツのルックスなのに、スニーカーの履き心地というのがたまりません……

ベージュと同様タウンユース仕様にももちろん使いたいのですが、黒色なので軽いアウトドアシーンであればガンガン履いても気にならなそう。そしてソールもマッケイ製法で交換が容易なのでかなり出番が増えそうです。

 ブーツのブラックの色味に合わせて全体をダークトーンで統一しました。全身ダークトーンにしてしまうと心まで暗くなってしまいそうなので、ジャケットのインナーはオレンジのニットを合わせました。ジャケットは濃いグリーンカラーが珍しいカバーオール。カバーオールを使ったワークスタイルなのですが、ダークトーンのカラーリングでまとめることで、落ち着いて洗練されたシックなスタイルにまとめています。インナーのニットの裾から出ているTシャツはブーツの白のソールと合わせたポイントとなっています。

デニムパンツは太めで短い丈の裾を更に一回折り返して、ブーツのトップまで全て見えるようにしています。今回は太くて短いシルエットのデニムパンツを少しシャープに見せたかったので、腰のワンタックから折れ線を作って、バギーシルエットをややシャープにし、裾を折り返して裾先を若干テーパードさせました。 

ニットのネックがクルーネックなので首元が寂しかったというのもあるですが、カバーオールのキャンバス素材、パンツのデニム素材に反して、カジュアルになりすぎなよう首元は上品なシルクのスカーフを巻いてみました。ブーツも品のいいベロア素材なのでそことマッチさせる効果もあります。

ハットもかぶって少しキメた感じが出ているかもしれませんが、このハットはアウトドアシーン、キャンプでもバリバリ活躍する地厚で火の粉に強い素材の物。

カバーオール、デニムパンツ、ブーツにキャンプハット、実用的でれっきとしたアウトドアルックです。

 

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 PROFILE

スタイリスト:牧田 悟志 メンズファッション誌を中心に活躍するスタイリスト。リアルクロージングを意識したスタイリングを得意とする。古着好きでアウトドアウェアやミリタリーにも精通している。

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